年祝いの慣例の中でも、還暦とは60歳のお祝いのことを指しています。年祝いというものがそもそも長寿のお祝いのことを指すため、昔から還暦についても長寿のお祝いとして祝われていました。
しかし、年祝いが庶民に広がった江戸時代前後と今の世の中では社会が全くかわってしまいました。
当時は平均寿命が50歳ともいわれており、60歳という年齢は間違いなく「長寿」という年齢でしたが、今は平均寿命が80歳を超えていますので、60歳というとまだまだこれから、というイメージです。
当然気持ち的にも見た目的にも若々しい方が多く、60歳を迎えた方のあたまにも自分が高齢者だという意識は全くありません。
そういうことから、現在ではこれまでの健康を祝うのと同時に、今後の長寿を願うためのお祝いとして、贈り物をしたりメッセージを贈るなどのお祝いをするのが一般的となっています。
そんな還暦祝いには色々な種類があります。昔は赤いちゃんちゃんこや赤い座布団などを贈るのが通例でしたが、今はそれらが「老い」を感じるというイメージを持つ方もいるため、一般的ではなくなっています。
そこで今回筆者がおすすめしたいのが、特に家族からもらって嬉しいと言われているメッセージカードになります。
メッセージカードといえば、単品で贈ると言うよりも何らかの贈り物に添える形でプレゼントされる事が多いのですが、これまでの感謝とともに今後も長生きしてほしいと言う願いがこめられたメッセージカードはどのような贈り物よりも一番喜ばれることが多いようです。
プレゼントに添えるメッセージカード
では還暦祝いに贈るメッセージカードには何らかの形式があるのかというとそうではなく、基本的にはどのようなメッセージを添えてもいいですしカードとして利用するものも自由に決めることができます。
最近では贈り物に添えるカードとして業者側が用意しているものも多いのですがやはり一番喜ばれるのは手書きのメッセージですし、素直な感謝の言葉を添えるだけでも十分お祝いの気持ちがこめられています。
そんなメッセージの中でも特に書かれることが多いのが「これからも元気でね」「夫婦仲良くね」「これからは・・・」などの内容であり、両親や祖父母だけではなく会社の上司や取引先などに添えるメッセージカードにも利用することができる形式として人気が有ります。
いずれのメッセージを添える場合でも、感謝の気持ちを忘れない事が大切です。